ベンチャーから大企業に入って感じたギャップ
現在の企業に転職してから3ヶ月が経ちました。
大きな会社に入れて良かったですが、前職のベンチャーと比べて少しギャップがあったので、それについて書いてみます。
ギャップ
・(言い方が悪いかもしれませんが)人のレベルが均一
無茶ぶりや理不尽な指示をしてくる人が居ない。人格が破綻している人が居ない。
落ち着いている人が多い印象。のし上がってやるみたいなハングリーな人は表には見えない。基本的にみんな良い人。
・大きな仕事ができる
社員何万人が使うツールを導入することができる。関わるベンダーもF士通、N○C、○立といった大手ベンダー。
取り扱う金額が何千万とかが普通。
・意思決定をするまでに辿るプロセスが多い
何かツールを導入するとなると申請が必要で、全社で使うとなると予算を取るプロセスを取る。
転職して起案するという仕事があることを初めて知った。
・スキルにばらつきがある?
たくさん人がいる分、一人一人のスキルにばらつきがある気がする。
今までの会社がブラック?だったからかもしれないが、修羅場が結構ありそれを乗り越えてきた凄み?がある人が結構いたが、たくさん人がいる分、そういった凄みがある人にたまにしかいない。
・切迫感が無い
いいことだとも思うし、なんだかなと思うこともある。
どうせ潰れないし、自分一人が頑張ったところで意味ないなみたいなスタンスで仕事をする人が多い気がする。
ベンチャーで働いていたときは皆が同じ船に乗っており、現状を打破しようという気持ちが溢れていた。
今までのキャリアを振り返るとブラック企業にいた経験は良かったなと思う。
何ができるかではなく、どこに所属していたかで評価が決まりやすいと思うのでブラック企業に所属していることはリスクだとは思う。
ただ、色々な面で最初から大企業にいるより良かったと思う。
・残業規制の無い環境
ひたすら仕事に打ち込むことができた。最初から大企業で残業規制があったりしたら、経験値が減っていたと思う。
・とんでもない無茶ぶり
自分のレベルを遙かに超えた仕事を振られる。そして仕事を振った後に速攻帰る上司。
迫る納期。そんな中でお客様の矢面に立たされる修羅場。
すごく成長できた実感があります。
・会社が潰れるかもしれないという危機感
自分が頑張って結果を出さないと会社自体が存続できない可能性があるという危機感。
そのことで生まれる仕事への責任感。
・ブラックな環境を知っているということ
大企業で恵まれているのに文句を言いながら働いている人がいてびっくりしました。
ブラックを知らないとホワイトも分からないのでしょうね。何も無い状況から環境をホワイトにしていく努力をしてもらいたいです。自分で何とでもなるんですよ。
文句言うくらいなら、自分で何とかするか、できないなら辞めて会社を起こせばいい。
会社に文句を言っているけど、自分も会社の一部という意識が無い。少し悲しくなりました。
ドラゴンボールでボロボロになればなるほど強くなるといった描写がありましたが、社会人も同じなのかもしれません。
ただ、みんながみんなサイヤ人でないのでブラック企業に入ることはオススメはできないですね。ホワイト企業に入れる保証もないですし、体調を崩してしまう方を沢山見てきましたし、、
何を言いたいか分からなくなってしまいましたが、恵まれた環境で働けるようになり良かったということと、自分が恵まれていることに気づけないのは悲しいなということが言いたかったです。
最近、上記の本を読んだのですが貧乏を経験した方がいいと書いてありました。
人間一度はブラックを経験するのも悪くないかもしれないですね。
ブラック企業に入ったことを後悔していましたが、今は感謝しています。
今、ブラック企業にいて苦しんでいる人はいつかそれが力になるということもあるということチラっと覚えていてもらえたら嬉しいです。
では。