【狂気】もっと"生"を感じたい人にオススメする漫画13選【情熱】
広尾にあるベンチャーで働いている♂です。
タイトル通りの記事になります。
みなさん、最近、漫画読んでますか?
どの漫画も同じで物足りないな、なんて思っている方にオススメの漫画を13作品選びました。
脳髄にインパクトを叩き付けてくれる作品や、情熱や狂気に影響を受けてしまう作品をピックアップしたので、是非見てみてください!!
※閲覧注意な作品が多数あるので、注意しながら見てくださいね。(記事を書きながらトラウマが蘇り若干の吐き気を催しています)
ぼくたちがやりました
オススメ一作目は「ぼくたちがやりました」です。
この作品は普通な生活が嫌になった高校生があるイタズラをすることで人生が狂っていく様を描いている作品です。
最近ドラマ化したので知っている人も多いかもしれません。
この作品の魅力は心理描写の秀逸さです。
途中途中に狂気じみたギャグやセックスシーンが大量に入るのですが、そのシーンが何故かギャグに見えず、ある種の心のオアシスさすら感じさせます。現実を忘れさせてくれる行為としてのセックス。逆にそれがとてもリアルさ(現実)を感じさせます。
作品を描いている最中に作者は登場人物と同じ心境を感じることがあると聞いたことがありますが、この作品を描ききるのは相当な精神力を使う、削るのでは無いかと容易に想像できました。
かなり真面目に作品に向き合って描いたのではないでしょうか。
私なら途中でギブアップしてしまいそうですね。。。怖すぎる。。。。
この漫画は最初から最後まで飽きずに読むことができました。
話が二転三転し、どうなるか分からないノンストップな展開。
とっても勢いがあり、エキサイティングな内容で、笑えるけど、すっごく思い作品です。
また読み直そうという気が起きるのは少し先になりそうです。。。
狂四郎2030
こちらは『ジャングルの王者ターちゃん♡』の作者が描いている漫画。
この漫画もマジで狂ってる漫画です。。(良い意味で。褒め言葉ですよ!!)
舞台は2030年。漫画の表紙では想像できないと思いますがSFです。
それも相当骨太なストーリーとなっています。
徹底的な管理社会や、遺伝子を元にした支配。
ただただ絶望の中で唯一心のオアシスなのがやはりVR「セックス」。
絶望しか無い世界ではやはり「セックス」しか癒しが無いのでしょうか。。
VR内で出会ったヒロインに逢うために主人公は様々な死線を超えていきます。
生きていくために殺し屋として生きていくうちに殺人鬼と化し、人の心を失っていく主人公。
生きていくために汚い男達に身体を許すヒロイン。(作中で何度もレイプされています。)
そんな"汚れた"生き方を強いられる絶望の世界の中で二人は現実で"逢う"ことだけを希望に生きていきます。
二人が二人を支えて、逢うことで幻滅されるのではないかという恐怖を超えて、強く生きていく。
そんな二人からは真の愛の姿が見れるのかもしれません。
上記の内容だけだと相当暗くて重いのですが、作中でほんのり狂気を感じるギャグとセックスシーンが大量に出てくるので、なんとか正気を保ちながら読むことができます。
この作品もギャグとセックスシーンが無ければ最後まで見れない漫画といえるでしょう。。
精神をがっつり持っていかれる作品であります。。
ただ、読み応えは抜群で清涼飲料水のような漫画しかない昨今。
リアルなセックス。リアルな射精を感じることができる漫画と言えます。
殺し屋1
この作品もマジで狂ってますね。
すっごくグロいので注意です。
概要:
殺し屋がヤクザを殺す。シンプルな話であります。
出てくるキャラクターがみんな狂ってます。
精神がオカしいキャラクターがいっぱい出てくるので、何が正常で何が正常じゃないのかが分からなくなってきます。
主人公とライバル(ヒロイン)のヤクザとの兼ね合いは一周回ってギャグですね。
殺し合いをイチャイチャにしてしまう倒錯ぶりは、うん、狂気すぎてギャグです。
何かストレスが溜まりすぎて破壊衝動が起きた時に読んで欲しいですね。
人は自分より狂っている人を見るとハッとするらしいですが。
読んだら、まだまだ自分は大丈夫だぞって思えるような作品です。
お守りとして身近に置いておくのもアリかもしれませんね。。
ハルロック
この本はグロ描写が無いので安心して読んでいただけます。
概要「電子工作×女子大生=今まで見たこともないマンガ!」と銘打ち、かつて「分解魔」、「ドライバー少女」と言われた「はるちゃん」が電子工作で活躍する内容となっている。
主人公は電子工作が好きな女子大生。
沢山、電子工作の作り方とか出てくるので理系の方とかはスゴく楽しめるのではないかと思います。
ただ、このリストにピックアップされていることから分かるように、ほんのり狂気を感じるシーンが大量に散りばめられています。
恐らく、この漫画の主人公はアスペだと思われます。。
電子工作が好き、というより電子工作の話しか出来ません。
周りの人も同じように電子工作が好きだと思っているため、そのギャップが良い感じのギャグになっていますが。
読んでいて、この娘は大丈夫なのかと思えるシーンが沢山出て来ます。
赤の他人であるはずの自分が心配になりハラハラしてしまうシーンが多々あります。
ナチュラルな狂人が見たい人にはオススメですね。
何か好きなものを見つけたい。夢中なものを見つけたいという人には是非見て欲しいですね。
何事も突き詰めると狂気につながり、他人との距離感が掴めなくなります。
中途半端というのはマジョリティであり、ある意味安心なのです。。
オナニーマスター黒沢
昔流行ったweb漫画です。10年くらい前に流行ったでしょうか。
概要:学校でのオナニーが生きがいの主人公が巻き起こす(巻き込まれた)事件と学園性活を描いた小説。
このリストを作ったときに思い出したので入れました。
オナニーをマスターする?
何を言ってやがると思いますが、とっても熱い話だったりします。
何事にも熱くなることは良い事だと思ったことを覚えています。
熱くなれるものが無い事に悔しさすら感じたことを覚えています。
ここまでオナニーで熱くなれることもないと思いますので、騙されたと思って見てみてください。
孤高の人
「僕たちがやりました」や「狂四郎2030」が環境が狂気を醸造している漫画だとしたら、この「孤高の人」は主人公の情熱、偏執が狂気を醸造している漫画だと分類できるでしょう。
概要:
過去の事故により友人を失い、心を閉ざした主人公がまったく未経験であったロッククライミングや登山の世界に自分の居場所を見つけ、少しづつ登山に目覚め始めて、最終的に世界最難関の山であるK2、しかも前人未到の東壁へ挑むというお話です。(https://generation73.xyz/manga/kokou-no-hito-alpinist.html )
山に取り憑かれて、周りのリア充達と一線を画す生活をする主人公。
段々と人間味を失っていくところに狂気を感じます。山に全てをかける。
いくところまでいって引き返せなくなるところに恐怖を感じます。
ある意味、羨ましくもあり、憧れも感じさせますが、真似できないし、真似したくもないとも思わせる漫画です。
こういう偉人がいるかもしれないと思わせられます。
偉人は遠くから見れば偉人だが、近くで見ると。。。という話を思い出しました。
シルグイ
概要:寛永6年9月24日、駿府城内で御前試合が行われることとなった。剣士達による凄惨な殺し合いが幕を開ける。その第一試合、隻腕の剣士・藤木源之助の前に現れた相手は、盲目・跛足の剣士、伊良子清玄だった。両剣士には浅からぬ因縁があった...
この漫画、めっちゃグロいです。閲覧注意でございます。
漫画の表紙からも分かりますかね。
この漫画は江戸時代の話だったかな?
封建社会、武士って生きづらそうやなっていうのが存分に分かる漫画になっております。
気が触れてしまっている道場主(虎眼流の当主)にひたすら従わなくてはならない事の理不尽さ、不条理さが恐怖でしたね。
サラリーマン社会が嫌になっている人には是非読んでもらいたいですね。
サラリーマン世界には上には上があるということを実感できる漫画です。
カイジ
もはや説明不要ですかね。
命を賭けてギャンブルする漫画です。
この漫画は敵キャラが魅力的ですよね。哲学があります。
子供達に社会の厳しさを教える教科書として「闇金ウシジマくん」と双璧を成す存在なのではないでしょうか。
こんな世界で生きたく無いと思うような子には良いかもしれませんが、賭けに勝てば人を食い物にできると思うような子には見せてはいけませんね。
狂人の言葉は時に人の心に深く突き刺さると言いますが、極端な意見の中に真実があるのでしょうか。
とても力強い。心に刺さる言葉が沢山出て来ます。
勝負することに疲れて人生から逃げ出したくなったときに見てほしいですね。
こんな奴らになりたくないという気持ち、勝たなくちゃという気持ちが心の底から沸き上がってくると思います。
漂流教室
概要:荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公の少年・高松翔ら小学校児童たちの生存競争を描いた作品。
最近、学生が異世界に飛ばされて奮闘する漫画が多く出ていると思いますが、この漫画もその中の一つです。
飛ばされるのは小学生ですが。。小学生らしからぬ解決能力を持つ子達が共闘したり内ゲバしたりする様子はワクワク、ハラハラします。
何かリアルを感じるんですよね。ご都合主義が無いというか。
どう転ぶか分からないところがいいですね。
結構前に読んだので余り覚えていませんが、このリストを作っているときにふと思い出したので、それだけインパクトがあったのでしょう。
絶望感で頭が痛くなるような感覚を覚えた漫画でした。
古い漫画ですので、絵柄も古いですが、近年の予定調和ありきで軟弱なパニックホラーに飽き飽きしている人には非常にお勧めします。
帝一の國
概要:生徒会長選挙に命をかける男・赤場帝一=菅田将暉、登場!波乱爆笑の学園コメディ!
シリアスなギャグというような漫画でしょうか。
コメディと銘打ってありますが、 人によってはギャグではなく、リアルを感じる人も居るのではないでしょうか。
ギャグと言いつつ、とっても熱い漫画です。
生徒会選挙ってこんな熱いんだって感じました。
何にでも夢中になることって尊いなって思える漫画です。
アオイホノオ
概要:芸大生の主人公が、マンガ家デビューを志す様を描いたコメディー作品。
主人公にそれほど狂気が無いので、このリストにいれるか迷いましたが漫画としてとっても面白かったのでリストにいれました笑
主人公の情熱で私の心にも火が点きそうな漫画でした。
情熱の範囲ですが、何も目標や夢が無い人からしたら狂人に見えなくもないですね。
情熱とも呼べない狂気は中二病という枠で収まるのでしょう。
本作の主人公は漫画家という夢に向かって努力しています。決して中二病なんかではありません。
尊敬できる存在です。
自分も学生のころにここまで熱中できる何かがあればもっと楽しかっただろうなと思いました。
(主人公は楽しむなんて余裕はありませんでしたが。。)
後で振り返って、あの頃が一番楽しかったっていうのがアオイホノオ、青春なんでしょうかね。。
何にもヤル気が起きない。心にホノオを灯したいな、なんて人にはオススメです。
金魚王国の崩壊
過去に読んで確か狂気があったなと思い出したのでリストに入れました。
概要:2人の女子小学生のエピソードを主軸に、人間と動物の違いや人間の有り様を哲学的に描いた作品。2013年に、「このWEBマンガがすごい! 2013」にて1位を獲得した。
何年か前に読んだのかな、これも。この漫画も独特で変わっているなと思う漫画です。
よくこんなこと考えるなと思った記憶があります。
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最近、話題になっているので、読んだ事がある人、あるいは読んでみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
この漫画は狂人というよりサイコパスが出てくる漫画ですね。
アイヌの生活がとても詳しく書かれているので、その内容を学ぶだけでも十分面白いし、それに加えて出てくるキャラクター達も魅力的です。
まとめ
狂気度が高い漫画と情熱度が高い漫画が混ざってしまったリストとなってしまいましたが、退屈な時間を潰す、だけでなく、心や頭に火を点けてくれる漫画が多く紹介できたのではないかと自負しています。
前半に狂気度が高い漫画が集中してしまったため、前半はめっちゃ精神しんどかったですが、後半の情熱系で心が少し浄化されました。笑
私が知らない素晴らしい漫画がいっぱいあると思いますので、みなさんもオススメの漫画がありましたらコメント欄で紹介してもらえたらと思います!!
では。