働き方改革(特にリモートオフィス)に関する妄想
最近、私が気になっていることがあります。
それは「働き方改革」(特にリモートオフィス)です。私自身、東京の西の方に住んでいるということもあり、毎日片道約1時間半、往復で約3時間を通勤に費やしています。
政府は国の生産性を上げたいということを話していますが、私自身としては単純に疲れるからうまいこと働き方を改革できないかなと考えています。
朝満員電車で疲れた状態で出社してもパフォーマンスは出ないし、帰社した後も疲れて自主勉強など出来ません。
そこで、私は東京の西の方に働く拠点(リモートオフィス)が作れないかなと考えました。
そもそもオフィスって必要なのか。オフィスに代替する機能を兼ね備えた何かがあればオフィスに出社する必要なんて無いんじゃないかと考え、存在理由を考えたところ大きく下記が考えられるんじゃないかと思いました。(IT系企業に勤務しているので、少し偏りがあるかもしれませんが。。)
- 効率良く協業する場所としての機能
- 情報を秘匿する機能
- 学校としての機能
- 監獄としての機能
1と2は割りとすんなり理解してもらえるのではと思います。
集まって仕事をした方がチームで仕事がしやすいし、他のチームの状況も話さなくても分かるので効率的に仕事が出来ると思います。
また、外に情報を持ち出さないので漏洩するリスクが持ち出すより低くなるので、安心できるということが考えられました。
まあでも、例えば営業だったり個人で働く人にとってはあんまり集まる必要ってないのかなとか思ったりしました。(電話でアポとって商談しに行ったりとかしている人たち)
そこで、効率や情報セキュリティーだけじゃないんだなって考えてたところ3、4を思いつきました。
3に関してです。
日本では大学で仕事ですぐに役立つ勉強をしないため(私は文系で経済学部でしたので。理系の方は違うかもしれません。。)まず入社してから教育するところから始めると思います。(研修期間があるのは大企業だけかもしれませんが。。)
もし仮に会社が教育の機能を持っていないと採用できるのは中途社員だけになってしまいます。新卒であれば一から教育が出来て自社の企業文化に合った人材にすることができます。余談ですが、一人一人バラバラに教育していると効率が悪いので、一遍に採用して一遍に教育しているのだと思います。(新卒一括採用)
私自身も新卒で文系からIT企業に入りましたので、しっかり研修を受けさせていただきITの基礎を学ぶことができました。そのまま実践で使えたかと言いますとそんな事は無く、先輩や同僚に質問したり、成果物を見たりしながら少しずつ知識やスキルを貯めていって仕事が出来るようになっていきました。
何も知らない状態でオフィスが無いままタスクを与えられても出来なかったのではと思います。(スキルが無い人にとってオフィスは必要。)
4に関してです。
管理者の立場からオフィスを考えてみました。
私が管理者であれば働いているかどうかが不安で目に見えるところに置いておきたいと思います。さぼっているんじゃないかと不安になるでしょう。
信賞必罰で、さぼっていた場合は何かしらのペナルティーがあればいいのですが、日本の場合はボーナス額を下げるということくらいでしょうか。
また、年功序列で時間給という制度ですとインセンティブが効きづらくなり、さぼるということが助長されるのかもしれません。
明確に何をしたかが分かる仕事であれば、さぼっていようがいまいが成果物に応じて給与を与えるということができますので、そういう仕事がある会社であればうまくいくかもしれません。(明確に評価できる仕事でない会社にとってオフィスは必要)
まあ、このようにダラダラと書いてみましたが単純にリモートオフィスを用意するだけで働き方改革ができるという訳ではないということが分かりました。
評価の基準や大学教育の内容変更、働きを監視する仕組み等が組み込まれたシステムを設計する必要がありそうです。